退職理由は体調不良と嘘をつかないほうがいい。おすすめの退職理由10選

「退職理由を体調不良と嘘をついてもOK」と、悩んでいませんか?
結論からいうと、退職理由で嘘をついてもOKです。
ですが、体調不良と嘘をつくのはおすすめしません。
本記事では退職理由を体調不良と嘘をつくときの注意点と、おすすめの退職理由をご紹介します。
仕事を辞めるときに退職理由をなんて伝えたらいいかわからない人は、ぜひ最後までご覧ください。
退職理由を体調不良と嘘をついてもいいワケ

冒頭でもお伝えしたとおり、退職理由で嘘をついてもOKです。
その理由は、以下の3つです。
- 退職理由を伝える義務はないから
- 引き止められなくなるから
- 嘘をつく人が多いから
退職理由を伝える義務はないから
法的には、退職理由を伝える義務はありません。
そのため、嘘の理由で退職してもOKです。
会社側から解雇するときは、労働者に理由を伝える必要があります。
けれど、労働者側は退職理由を伝える必要はありません。
退職理由を伝えるのはただの慣習で、ほんとうのことを伝える義務はありません。
引き止められなくなるから
体調不良といえば、周りは退職を引き止めにくくなります。
なぜなら、体調不良というデリケートな問題について深く聞くのは失礼だと思う人が多いからです。
先ほどのとおり、本来は退職理由をわざわざ伝えなくてもOKです。
ただ辞めるときは、一般的には退職理由を伝えることが多いだけです。
引き止められない無難な理由として、体調不良という人は少なくありません。
嘘をつく人が多いから
退職理由で嘘をついている人は、あなたが思っているより多いです。

上の調査のように、約2人に1人は本音とは違う理由で退職しています。
円満退職のために、本音を隠す人は約半数います。
円満退職のために嘘をつくのはうまく生きていくための処世術で、嘘も方便です。
ただし、円満退職にこだわりすぎるとしんどい思いをすることもあります。
退職理由を体調不良と嘘をつくときの注意点

退職理由を、体調不良と嘘をついても問題ありません。
しかし体調不良という場合には、注意することがいくつかあります。
それは、以下の3つです。
- 退職日まで嘘をつき続ける必要がある
- 診断書の提出を求められることがある
- 退職を認めてもらえないことがある
退職日まで嘘をつき続ける必要がある
退職理由を体調不良と嘘をついた場合、退職日までは体調不良だと嘘をつき続けなければいけません。
例をあげるとすると、体調不良といっているのに飲み会に参加するのは不自然です。
だから、退職日までは体調が悪い人を演じてください。
そこまで重病感は出さなくてもいいですが、元気そうな素振りは見せないように注意したほうがいいでしょう。

SNSの投稿から体調不良が嘘だとバレることもあるので、SNSでもうかつな発言をしないようにしてください。
診断書の提出を求められることがある
体調不良が理由だと、会社から診断書の提出を求められることがあります。
体調不良が嘘だった場合、診断書を提出するのは難しいでしょう。
もし通院していたとしても、退職するほどの体調不良だと証明できるとは限りません。
ふつうは体調のことはデリケートな話題なため、そこまで深くツッコまれることは少ないです。
だけど、場合によっては診断書が必要なケースも結構あります。



診断書を求められる可能性があるなら、体調不良とは伝えないほうがいいでしょう。
退職を認めてもらえないことがある
体調不良が理由で退職したいと嘘をつくと、バレるリスクがわりと高いです。
その理由は前述したとおり、退職日まで体調不良を演じないといけないし、診断書の提出を求められるからです。
体調不良なのが嘘だとバレてしまうと、退職を取り消されてしまうかもしれません。
「俺のほうがしんどいんだから、お前はもっと頑張れるはずだ」と、謎のマウントで退職を受け付けてくれないケースもあります。
また、「体調不良なら退職じゃなくて休職すれば?」といわれることもあるでしょう。
どちらにしても、体調不良は退職理由としてベストとはいえません。
こうやって引き止めてくる人は、基本的にどんな理由でもかんたんには辞めさせてくれません。
しつこく引き止めてくる人には何をいってもムダだから、プロに頼ったほうがいいでしょう。
プロに頼るとは、退職代行を利用することです。
退職代行とは退職のプロで、ほぼ100%の確率で退職できます。
あなたが会社と直接やりとりする必要はないから、モメたり引き止められることがありません。
退職代行については、別の記事にまとめているのでそちらを参考にしてください。
ほとんどの退職代行は相談だけなら無料だから、気になったら相談だけでもどうぞ。


おすすめの嘘の退職理由10選


退職理由で体調不良と嘘をつくのは、バレるリスクがあります。
ぶっちゃけバレても問題はないですが、気まずくなるのは避けたいですよね。
そこで、バレない退職理由をご紹介します。
- 一身上の都合
- 家族の看病・介護
- 転職先が決まった
- 家庭の事情
- 引っ越しをする
- ライフステージの変化
- 家業を継ぐ
- 資格取得の勉強のため
- やりたい仕事にチャレンジしたいから
- あえて本当のことを言う
一身上の都合
一番ベストな退職理由は、一身上の都合です。
繰り返しになりますが、あなたは退職理由を伝える義務はありません。
ましてや、ほんとうの理由を伝える必要もないです。
だから、一身上の都合と伝えればいいでしょう。
一身上の都合といえば、それ以上はだれからもなにもいわれません。



退職理由を考えるのがめんどくさいときも、一身上の都合と伝えればいいでしょう。
家族の看病・介護
プライベートを詮索されたくないなら、家族の看病や介護を理由にしてもいいでしょう。
家族の介護や看病といえば、深く追及されることはありません。
家族のことなので、診断書の提出は不要になります。
また退職日まで演技をする必要がないため、バレる可能性はかなり低いです。
具体的には、「高齢で一人暮らしをしている祖母の介護のため」と伝えれば問題ありません。
とはいえ介護休暇が充実している会社だと、介護休暇を利用するようにすすめられる可能性があります。
転職先が決まった
退職理由でよく使われるのが、”転職先が決まった”です。
転職先が決まったといってしまえば、疑われることはほぼないでしょう。
じつは転職先が決まっていなくても、この理由は使えます。
なぜなら、あなたの転職が本当かどうかを確かめる方法がないからです。
転職先を聞かれても、よほど狭い業界でないかぎり、本当か嘘かは見抜けません。
バレることはほぼないし当たり障りがない理由だから、退職理由としてよく使われます。
家庭の事情
いい理由が思いつかないときは、家庭の事情といって理由を濁すのもアリです。
家庭の事情というと、ほとんどの人はなんとなく察してくれます。
ただし、たまに空気の読めない人が興味本位で根掘り葉掘り聞いてこようとすることもあります。
万が一くわしい事情を聞かれたら、「内緒にしてほしいんですけど、実は両親が離婚して…」などと適当にごまかしてください。
「内緒にしてほしいんですけど」といえば変な噂が広まることはないし、もう辞めるんだから噂が広まっても大したダメージにはなりません。
引っ越しをする
引っ越しの予定があるというのも、退職理由として結構使えます。
パートナーがいることを公言しているなら、パートナーの転勤も理由になります。
けれど、一人暮らしだとこの理由は使えません。
退職後に職場の近くで目撃されて、バレることもたまにあります。
ライフステージの変化
結婚や妊娠など、ライフステージの変化も退職理由として有効です。
じっさい、結婚や妊娠で退職する女性は今でも一定数います。
といっても、プライベートの話をしたくない人もいるでしょう。
それに、結婚はさておき、妊娠と嘘をつくのはおそらくバレます。
しかし、時代遅れの昭和上司にはこのテの理由が意外と効きます。(経験談)



そうはいうものの、お相手や挙式について綿密にストーリーを考えておかないと嘘だとバレるかもしれません。
家業を継ぐ
家庭の事情ほど大げさにしたくないなら、家業を継ぐというのもおすすめです。
ただ、家業について聞かれる覚悟はしておいてください。
家業についてくわしく答えられないと思うなら、この理由は避けるのがベターです。
たとえば、サラリーマン家庭だったことを話したことがある場合は辻褄があわなくなります。
これもライフステージの変化と同様、あらかじめ自分の中でストーリーを作っておいたほうがいいでしょう。
資格取得の勉強のため
資格取得の勉強の時間がほしいから、というのも退職理由になります。
とはいえ、目指している資格が英検3級だったとしたら「いやいや働きながら勉強しろよww」ってツッコまれてしまいます。
だからもし聞かれてもいいように、どんな資格を取るつもりなのか考えておいいたほうがいいでしょう。
個人的には、中小企業診断士や不動産鑑定士、教員あたりは難易度的に一番いいと思います。
現に、これらの資格取得のために仕事を辞めて勉強に専念する人は多いです。
やりたい仕事にチャレンジしたいから
やりたい仕事にチャレンジしたいから退職する、という人もわりと多いです。
でもやりたいだけだと、漠然としていて引き止められてしまうかもしれません。
引き止められたくないなら、明確なビジョンを伝えるといいでしょう。
「35歳には経理以外にも会計・総務・財務業務をすべて一人でできるようになりたいので、その経験を積みたい」という感じです。
あくまで今の会社ではやりたいことはできないから、という部分を伝えるようにしてください。
あえて本当のことを言う
嘘をつかず、あえて本当のことをいうのも選択肢のひとつです。
退職を伝えるタイミングは、これまでの不満を伝える最後のチャンスといえます。
どうしても納得できないことがあるなら、あえて本当のことを言ってみてもいいかもしれません。
その結果、ひょっとすると状況が改善する展開がゼロではないです。
本当のことを伝えて気まずくなっても、もう辞めるんだからぶっちゃけ関係ないですしね。
退職理由で体調不良と嘘をつくのはおすすめしない!


退職理由を、体調不良と嘘をついてもOKです。
けれど体調不良と嘘をつくとバレる可能性があるから、正直なところおすすめしません。
退職理由で嘘をつくより、「一身上の都合」と伝えたほうがいいでしょう。
「一身上の都合」では辞めさせてもらえないようなら、退職代行で退職することも検討してください。
ということで、以上です!