休職?退職?どっちがいいか徹底検証|働けないときに使える公的制度


休職か退職かどっちにしようか迷っている。2つのメリットとデメリットをわかりやすく説明してほしい。
と、思っていませんか?
たしかに、どちらを選べばいいか決めるのはとても難しいです。
なぜなら、これは答えのない問題だからです。
しかし休職や退職のメリット・デメリットがわかっていないと、どっちを選んでも後悔することになります。
でも、安心してください。
この記事では、休職と退職の違いについてどこよりもくわしく書いています。
本記事を読めば、どっちを選べばいいかわかりますよ。
- 休職と退職の違い
- どっちがいいか迷ったときに考えること
- 休職と退職、みんなはどっちを選んだ?
ちなみに、どっちを選んでも傷病手当金を申請できます。
わたしは退職を選びましたが、傷病手当金のおかげで心身ともにゆっくり休めています。
過去のわたしと同じように、メンタル的にしんどいと悩んでいるあなたにぜひ読んでほしい内容です。
休職か退職か迷っている人は、どうぞ最後までご覧ください。
休職と退職の違いとは?


休職と退職には、いくつか共通点があります。
- ゆっくり休める
- 自分の時間ができる
- 傷病手当金を申請できる
これを踏まえたうえで、2つのメリットとデメリットを比較してみましょう。
休職のメリット
休職のメリットは、だいたい3つあります。
- 期間終了後に復職できる
- 社会保険変更の手続きが不要
- 退職よりリスクが低い
休職の最大のメリットは、やはり復職できることです。
休職期間が終わったら元の職場に戻れるため、あせって転職活動をする必要がありません。
ただし、元の職場に戻れるのはデメリットでもあります。
たとえば職場の人間関係がストレスなら、復職してもまた同じことを繰り返すことになるでしょう。
昇進が遅れたり、今後のキャリアに影響が出る可能性もあります。
といっても、復職できるから退職よりリスクが低いといえます。



社会保険など、めんどくさい手続きがいらないのも大きなメリットです。
休職のデメリット
休職には、デメリットもあります。
- 会社によって規定が異なる
- 税金の減免ができない
- 復職しても気まずくなるかもしれない
そもそも休職は法律で決められたものではなく、会社ごとに規定が変わります。
そのため、休職したくても休職制度がないこともあるでしょう。
社会保険の手続きがいらない一方、休んでいるあいだも変わらず社会保険料を払わなければいけません。
税金の減免申請ができないので、退職するよりランニングコストがかかります。
一度休んでしまったうしろめたさから復職する人は約半数しかおらず、たとえ復職できたとしても気まずい思いをすることもあります。



個人的には、休職をするためには上司と話し合いをする必要がある、というのもデメリットだと思います。
退職のメリット
退職のメリットをまとめると、以下のようになります。
- 会社との縁が切れる
- 税金の減免申請ができる
- 堂々と転職活動ができる
退職すると、会社と縁を切ることができます。
要するに、いちいち会社に連絡しなくてもよくなります。
休職中に一番ストレスを感じるのは、会社へ連絡するときです。
休職を延長するときは会社に連絡しないといけないし、場合によっては定期的に状況を報告するようにいわれることもあるでしょう。
けれど、退職するとそういったストレスから解放されます。
休職中と違って、堂々と転職活動ができるのもメリットです。
休職は復職を前提としているから、休職中に転職活動をするのはマズイです。
休職中であることを報告する義務はありませんが、あとでバレると内定が取り消される可能性があります。
転職先の会社は、源泉徴収票を見れば休職していたことがわかります。
また今の会社に転職活動がバレると、かなり気まずくなります。



退職すると住民税や国民年金保険料など税金の減免ができ、休職よりコストがおさえられます。
退職のデメリット
退職のデメリットは、以下です。
- 転職できないと無収入のまま
- 社会保険などの手続きが必要
- 休職よりリスクが高い
休職でも退職でも、収入がなくなるのは同じです。
だけど復職という選択肢がないぶん、退職のほうがリスクが高いといえるでしょう。
退職後に転職先が決まらないと、あせってしまってゆっくり休めません。
休みたくて退職したはずなのに、ゆっくり休めなかったら本末転倒ですよね。



社会保険や年金など、めんどうな手続きが多いのもデメリットです。
迷ったらとりあえず休職してみる
休職と退職の違いをまとめると、下記のようになります。
メンタルダウンしてしまった人にとっては、復職できるのは大きな心の支えになるでしょう。
これは経験則ですが、メンタルダウン中はあまり大きな決断はしないほうがいいです。
決断を急いでしまうと



この選択は間違いだったんじゃないか。



やっぱりあちらを選んだほうがよかったんじゃないか。
と、どちらを選んでもマイナスに考えてしまいます。
それなら決断を先延ばしにして、今はやり過ごすのが得策です。
つまり、休職できるのであれば休職を選べばいいと思います。
休職か退職かどっちがいいか迷ったときに考えること


休職か退職か迷ったときは、おもに以下の2つについて考えてみてください。
- ブラック企業ではないか
- また同じ環境で働けるか
そして、休職するにしても退職するにしてもやっておくべきこともあります。



わたしの実体験をもとに、くわしく解説していきます。
ブラック企業ではないか
今の会社がブラック企業なら、退職したほうがいいでしょう。
なぜなら、ブラック企業で働いても損をするだけだからです。
長時間労働やパワハラ・セクハラで体とこころをボロボロにしても、得られるものはありません。
というか、ブラック企業だとおそらく休職は難しいでしょう。
休職したいと思っても、ブラック企業は受け付けてくれないケースが多いです。



この会社ヤバイなと思ったら、退職してください。
また同じ環境で働けるか
復職できそうなら、休職をおすすめします。
具体的には、職場の雰囲気はいいけど激務でメンタルダウンしてしまったなら、休職でOKです。
あとは、給料の不満がないときも休職でいいでしょう。
あなたのことを理解してくれる環境から離れるのは、賢明な判断とはいえません。
相談できるなら、同僚や上司に相談するのもアリです。
どちらにしても傷病手当金を申請する
繰り返しになりますが、休職しても退職しても収入がなくなるのは同じです。
しかし、メンタルダウンしてしまったときは傷病手当金の申請ができます。
どちらの選択をしても、傷病手当金の申請はしておくといいでしょう。
ただし、傷病手当金の申請はややこしいです。
とくにメンタルダウン中は判断力や思考力が鈍って、文字の読み書きすらうまくできなくなります。
そんなときは、傷病手当金の申請をサポートしてくれるサービスを使いましょう。
傷病手当金の申請をサポートしてくれるサービスとは、退職コンシェルジュです。
- 傷病手当金の申請をサポート
- 休職・退職どちらでも対応
- サポート実績が豊富
- 弁護士・社労士に頼むより安い
- 日本全国利用OK
退職コンシェルジュでは、専任のプロが申請のサポートをしてくれます。
専門的なことがわからなくても、わかりやすく説明してくれますよ。
今なら無料WEB説明会で詳細を聞けるので、一度視聴してみてはどうでしょうか。
みんなが選んだのは休職?退職?どっちを選んだか調査


休職するか、退職するか、はっきりとした正解はありません。
では、みんなはどっちを選んだのでしょうか。
ツイッターで調査してみました。
入社して間もないと休職できない
試用期間中だと、ほとんどの場合は休職できません。
試用期間が半年あれば、ハッキリいって病むのには十分すぎる時間ですよね。
休職できたとしても、その先に退職しか選択肢がないなら、はじめから退職を選ぶほうがいいかもしれません。



心身壊す→再起不能のパターンだけは全力で避けたいところです。
どっちがいいんだろう…
このツイートのとおり、メンヘラにとってどうすれば健康でいられるのかを考えるのは永遠の課題です。
わたしの場合はパワハラで気づかぬうちにメンタルが限界になり、実質退職しか選べませんでした。
けれど、もっと早く気づいていれば休職や働きながら転職活動ができたかもしれません。
いずれにしても、ストレスが限界になる前に気づければ選択肢が増えます。
退職できたけど休職した
退職できても、あえて休職を選ぶ人もいます。
ツイ主のように、パワハラ上司に仕返ししたい気持ちはわたしも痛いほどわかります。
個人的な意見ですが、パワハラ上司に仕返ししたい人ってすごくマジメなんですよね。
マジメで一生懸命だから、目の前の問題から逃げたくないと思ってしまうんでしょう。
でも、生きるために逃げたほうがいいときもあります。
逃げても負けても、これからも生きていかないといけないのは変わりません。
それなら今はわざと目をそらして、これから先の人生で見返したほうがずっといいですよ。



生きていくためには、どんな選択をしても間違いにはなりません。
医師に相談してみる
メンクリの先生に相談するのは、わりといいかもしれません。
というのも、うつ病を治すにはある程度積極的に動かないとダメです。
だれかに助けを求められるようにならないと、社会復帰後も同じことを繰り返してしまいますよ。
これからの自分のために、困ったときは周りを頼れるようになりたいですね。
もしも頼れる人がいないなら、公的機関を利用してください。
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト『こころの耳』では、電話やLINEで相談できます。
退職したいって怖くて言えない
たしかに、休職後に退職したいとはなかなか言い出せないですよね。
とくにパワハラ上司が相手だと、怖くて辞めたいなんて言えないでしょう。
だけど、退職したほうがいいとわかっているならやはり退職を選ぶべきです。
今のままでは、休職か退職か迷うことにエネルギーを使ってしまってゆっくり休めません。
こころをしっかり休めるために、少しだけ勇気を出してください。
退職後の見通しが立たない
退職したいと思っていても、先の見通しが立たないと決断できません。
すぐに転職活動ができればいいですが、人生ってそんなにうまくいかないですよね…。
そんなときこそ、傷病手当金を申請して選択肢を増やしましょう。
傷病手当金は最大1年6ヶ月受給可能で、当面の生活はなんとかなります。
退職コンシェルジュのサポートを使えば、退職後の失業手当とあわせて最大28ヶ月給付金が受給できるようになりますよ。
迷ったときの選択肢のひとつとして、検討してみてください。
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職を保持したほうが有利
会社員って、いわゆるブランドみたいなものです。
気づいてないだけで、会社員だからできてたことが意外とあるんです。
例をあげるとすると、クレカの発行や引っ越しなど。
退職したらクレカの審査は通らないし、不動産の審査も多分落ちます。
こういうリスクを避けたくて、休職を選択する人もいるでしょう。
年金も、会社員でいるほうがいっぱいもらえますしね。



福利厚生面で考えたら、休職のほうが有利です。
休職も地獄、退職も地獄
何度もいいますが、休職か退職かに正解はありません。
どっちも正解だし、どっちも不正解になりえます。
それなら、どっちのほうがまだ生きていけそうかで考えてみてください。
どうせ地獄なんだったら、好きなほうを選びましょうよ。



地獄だからって、悪いことばかりじゃないですよ。
休職にすればよかったかも
休職後に退職はできるけど、退職してしまったら休職は選べません。
だからやっぱり、迷ったらとりあえず休職を選べばいいんじゃないでしょうか。
ただひとつ勘違いしてはいけないのは、かならず休職できるわけではないということです。
先ほどのとおり、休職制度がない会社もあります。
診断書を出しても、認めてもらえないケースもあるでしょう。



休職できなかったりメンタルが限界のときは、退職するしかないですね。
選択肢があるようでない
選択肢があるようでないときは、辞める勇気を出すだけだと思います。
100%復職するつもりがないなら、休職を選ぶメリットはあまりないです。
休職によって悩みのタネが増えるなら、心を決めて退職を選ぶのもいいでしょう。



一度決意したら、意外と気持ちがスッキリしますよ。
休職でも退職でも傷病手当金を申請しよう!


休職か退職か、どっちを選ぶかに正解はありません。
それは、あなたの今の状況によって答えが変わるからです。
休職と退職のメリット・デメリットを比べて、ベストな選択をしてください。
忘れてはいけないのは、休職でも退職でも傷病手当金が申請できます。
傷病手当金のことを知らないと、これからの選択肢が少なくなってしまいますよ。
休職か退職か決める前に、傷病手当金のことはしっかり調べておきましょう。
調べてもよくわからなかったり、わかりやすく教えてもらいたいときは、退職コンシェルジュを利用してみてください。
退職コンシェルジュは、傷病手当金の申請をサポートしてくれます。
親切でていねいな対応が評判で、わたしも利用しています。
- 傷病手当金の申請をサポート
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退職コンシェルジュは、休職・退職どちらでもサポートを受けられます。
もちろん、相談だけでもOKです。
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